金閣寺福岡公演(2/26マチネ)

今回二度目という事もあってかなり楽に見られました。何しろ溝口の行く末を知っているからやきもきする必要が無い。前回は溝口の感情に寄り添って見たせいでかなり悶々としましたが今回は自然と第三者的に見てました。
席は神奈川の時より更に後ろだったので今回も森田さんの細かい表情までは見えなかったけどオペラグラスは使いませんでした。あと一回大阪公演を見る機会があって、その席が前方なので楽しみを取っとく為です(内容が重いのでせめての楽しみに)。と言う訳で今回も舞台全体を楽しむ事に重点を置きました。
話的に楽しみなシーンって無いと思ってたんですが、鳳凰とのシーンが好きだって事を実感しました。ピンスポットが当たる前、舞台後方から鳳凰がスッと近付いて来るのを見ると『く…来るー!』とドキドキします。迫力も凄いし一体感も良い。多分次回もホーメイのシーンは歌とダンスを見るような気持ちで待ってしまうかもしれない。
有為子と溝口の自転車のシーンは有為子の演技が神奈川のときより違って見えました。サラッとしてるような印象(上手く言えませんが…)あと冒頭の朗読のシーンで森田さんが何を言ってるか今回は聞き取れました。前回ちょっと聞き取り辛かったので。でも叫ぶように喋ってる所はやっぱりちょっと聞き取り辛いですね。森田さんの弱点な気がします。
ルリ王と一緒に観たんですが、三島好きで原作を読んで衝撃を受けたというルリ王が舞台を「面白かった」と言ってくれた事が嬉しかったです。