金閣寺(大阪公演3/12マチネ)

どう書けば良いのかよく分からないまま4月になってしまいました。皆様いかがおすごしでしょうか。
3度目ラストの金閣寺は震災の次の日でした。色々思う事もあったんですが、状況もはっきりしない中、大阪に向かい観て来ました。
私の席はセンター寄りの前から4列目でした。森田さんの表情が良く見えたんですが今までと大きく印象が変わる事はありませんでした。今まで席が遠くても、細かい表現や表情が見えなくても伝わってたんだな、感じ取れていたんだなと再確認しました。
ただ溝口と柏木が教室で二人で話しているところに鶴川が通りかかって、心配したり不安な表情だったり溝口に笑顔を見せたりしているシーンは台詞が無い分、分かり易かったです。鶴川の一喜一憂みたいなものがよく分かって、後のシーン(溝口との言い争い)に繋がるんだなと思いました。ここのシーンは印象変わりました。
この日ソワレを控えていた事もあってアンコールに出て来た森田さんは森田剛に戻りきる事はありませんでした。福岡もそうだったんですが溝口に会いに行ったという印象です。
今回この舞台で各所からお褒めの言葉を頂き、ニューヨーク公演という結果も手に入れ、役者としてまた一つ大きくなったであろう森田さんを頼もしく感じました。
欲を言えば次は明るい痛快なお話の役が見たいです。