ブエノスアイレス午前零時（12/16公演）

大阪公演を千秋楽に入れたばかりに見事落選してしまって東京公演を2回見た訳ですが、日程としては中日に当たるこの回、前回惜しいと思ったタンゴが格段に良くなっていてビックリしました（猫背直ってた）今回の舞台のウリだっただけに最初ハードルが上がってしまっていたってのはあったのかもしれないけど、やはり動きに関しては回を重ねる度にどんどん良くなるのは流石としか言いようがありません。森田さんの声ちょっと枯れ気味でしたけど…でも今回もほぼ出ずっぱりであのコンディション保ててるのは凄いです。
前回見たときと演じ方が変わって見えたシーンは花札のシーン。前はもうちょっと何か優しいお兄ちゃんっぽい感じだったんだけどそれが抑えられてて、そのお陰で恋愛色が強くなって二人の関係がより自然に見えました。あと森田さんの台詞ですっごいときめいた台詞があって、ミツコがボスの女に決った後、二人きりのシーンで「嫌か？」と聞くところ。この台詞の言い方と声と優しさがめちゃくちゃ良かった（1億点！）
今回の舞台は本当にもう一回見たい！と強く思った舞台でした。ツイッターとか見ると次の日ぐらいにカメラが入ってたみたいだし是非DVD化して欲しいです。行定さんは元々映画化を考えていたとの事ですが、舞台演出を見る限り森田さんで舞台化で正解だったと思います（逆にこれ映画化して面白いか？っていう…）なのでこれを映像化すれば一石二鳥なんじゃないかなあ（舞台を映像化っていうのも凄くやりがいありそうだし）鉈切り丸DVDをざっと見たんですがカット割とか結構凝ってたし客席で見えなかった部分とかも細かく入れ込んであって生の舞台とは違う作品を見てるようでした。
前回より席がちょっと後ろだったので見ようとする集中力が上がっていたのか各演者の表情とか凄く印象的でした。ストーリーを分かった上で見る面白さは原田さん演じるマリアのシーン。ボケ老女の戯言なんかじゃない、言ってる事が全てが分かる面白さ。演技も素晴らしかったです。

さて明日は紅白。曲目は「WAになっておどろう」で普通にガッカリなんですが（笑）果たして森田さんは無事ブエノスアイレスから帰って来てるんでしょうか。明るくWAになって踊れるんでしょうか…（そして髭は剃ってくれるんでしょうか）