曽我兄弟/悪狐伝(あっこでん)/塵倫(じんりん)

秋祭り。近くの神社で神楽舞観覧。今年2回目。毎度見て思う事は同じ演目でも各神楽団によってそれぞれ微妙に違う事。悪狐伝と塵倫のインパクトで最初に見た曽我兄弟を忘れてしまった。とにかく勢いで押すタイプの神楽舞。舞台上部に取り付けてあるやぐらによじ登るパフォーマンスは初めて見た。大人三人が乗っても大丈夫だったので意外としっかりした造りに驚く。あと火と煙(花火)多用なのも特徴。

  • 悪狐伝

『姫に化けた狐が寺に一夜の宿を貸りに来る。正体を知らぬ住職は渋りながらも宿を貸すことにしたが…』という物語。住職の最初の語りは客席の野次に応えたアドリブ。前回別の神楽団で見た時もアドリブだったのでそういう物らしい。姫と狐役は別人で狐に変わったとき両手に花火を持って登場。とにかく勢いで暴れまくりとう感じ。迫力があった。狐は全身白の着ぐるみ。この狐がやぐらによじ登った。

  • 塵倫

翼を持つ鬼三匹と勇者二人の対決物。鬼三匹がやぐらに登って『空を飛ぶ』事を表現。舞はいまいち揃ってない部分が多かったけどとにかくこれも勢いだけはあった。クライマックスで鬼と勇者が見合っている間がちょっと長すぎに感じた。けどその後の成敗シーンは盛り上がって良かった。
この後まだ出し物は続いたようだけど寒さに負けて退散。