4/3『荒神』大阪公演初日

左隣に座っていた友人Sは青山劇場前半を1度見ただけだったので紫衣裳初見。声こそ発しないものの色めき立っているのを気配で感じてちょっと可笑しかった。私も紫衣裳を身にまとい反抗的な目で殿を睨むジンには言いようのないときめきを感じる。赤が一番似合っているけど紫も似合ってるし新鮮さもあるので。

本編が終わり何回目かのアンコールで出演者の誕生日を皆でお祝いしました。
普段は手を振るだけの森田剛が「本日は大阪初日公演を見に来て頂いてありがとうございました」的な挨拶をしたので初日だから挨拶するのかしらと思っていたら「今日は皆さんにお伝えしなければならないことがあります」と。『何?』とざわめく人達とある種の緊張感で静まる人達。(私は後者)
私はこの一瞬(2秒無いぐらい)『荒神がDVD化されます』とでも言うのかと思いました。ポジティブにも程がある…… でも他に思いつかなかった。
次の言葉を待っていると「今日誕生日の人が二人います」と発表が。その言葉に会場の緊張が解け拍手が巻き起こる。上手(客席から舞台に向かって右)から5・60センチ四方に『たなべくんインディくん』と書かれた紙プレートを持った人が出てくる。それを見た田辺誠一が驚いている。ケーキもカートに乗って登場。恐縮しながら二人舞台の中央へ。特にインディくん(金髪で顔の印象が濃い人)がなかなか前に出て来なかった。自分のことだと気付くのも遅かったし。腰が低いというか引けてるというか物凄く遠慮していた。そんな彼をセンターで場を仕切っていた森田剛が前へ出るようずっと促してました。
その姿を見て私は思いました。『立派な座長だよ……』
で。「せっかくなんで皆でハッピバースディ歌いましょう」という事になり「名前の部分は『お二人』で」の指示も出る。歌い出しの音頭も森田剛が取ったんですがこれが非常にたどたどしく且つ強引でとっても『森田剛』でした。動きがとても不器用で可愛かった。おもちゃの動きでかからくり人形。
両手で指揮者のように音頭を取るんですが歌い出しの説明も無しで「いち、にぃーさん、ハイッ」と。俺に付いてこい的な強引な音頭だったけど会場はちゃんとそれに乗って歌いました。歌い終わったら二人がせーのでロウソクの火を吹き消してまたも拍手。
そのあと二人から一言ずつコメントがあったけどまたしてもインディくん顔に似合わず恐縮しまくり。ちょっと聞き取れなかったけどなかなか可愛らしかった。田辺さんは「印象に残る誕生日でした。年は剛くんより上か下かです(うろ覚え)」みたいな感じで。コメントは田辺さん→インディくんの順。