阿修羅城の瞳(ネタバレ含む)

昼頃急に見たくなったので友達を誘って明日観ようとしたら今日の方が都合が良いということだったので今日観てきました。というか今日から公開だったみたいで非常にタイミングが良かったです。
面白かったですよ。劇団☆新幹線の世界に今一度浸りたくて観に行った訳ですがたっぷり堪能出来ました。オリジナルの舞台版を観ていないので何ら抵抗もなく。今度機会があったらオリジナルを見てみたいと思いました。
市川染五郎の殺陣が綺麗でダイナミックだった。引きの画もとても見易くて良かった。『キャシャーン』と『五条霊戦記』を見たとき戦闘シーンで寄ってる画が多くて「頼む!引きで撮ってくれ!」と思ったことがあります。戦闘シーンは適度に引かないと見辛い。その点『阿修羅〜』は良い感じの引きでした。
途中のコミカルなシーンでまるで舞台を観ているような感覚になったのが面白かった。染五郎が人形を持って腹話術風に喋るところとか師匠(小日向文世)と弟子(大倉孝二)のやり取りとか。この辺りのシーンは凄く面白かった。こっそり笑いながら見ました。鳥肌が立ったのが5年前の真相が明らかになるシーン。寒かった……(ドン引きという意味ではなく)
宮沢りえで一番驚いたのが濡れ場(というかベッドシーン)があったこと。そういう役が出来るようになったのねぇ… みたいな。ラストシーンで白い衣裳をまとっているのを見て『荒神』の更紗姫を思い出した。
新感線舞台に詳しい訳ではないけど言葉のやり取りや戦いの途中で一端とまって台詞を挟んだりするところに『らしさ』を感じた。