借りぐらしのアリエッティ

小人からみた水の質感が面白かったです(ポットからお茶を注ぐシーンや雨に当たって水滴が付くシーンなど)なるほどなーって思いながら見てました。お父さんが両面テープを上手に活用してる所とかも面白かった。最後アリエッティが翔の指に縋るシーンはちょっとジーンとしました。でも何か…そういう恋愛感情にも似た何かがあるなら、もうちょっとエピソードが足りない感じもしました。もしくは表情のカットでも良いんでちょいちょい挟んでくれたらもっと感動した気がします。そして違和感と気になったシーンが何点か。

  • "アリエッティ"なのに舞台が日本なこと(素直に西洋でも良かったんじゃないかと)見ていて気が散りました。
  • 冒頭で翔がアリエッティを見かけるシーンがあまりにもバレバレなこと(翔が見たのか見てないのか、見てるこっちも判別つかないぐらいが良かった)両親に『バレてない』と言い張ってたけど「いや、見つかってたよ」と思いながら見てしまったのでアリエッティの気持ちに乗れなかった…
  • ティッシュを借りに行ったとき、翔の台詞での口のアップ(何か気持ちが悪かった)
  • そのあと翔に見つかってしまったアリエッティが赤面している事(青ざめるところではないのか)
  • 禁じられたのに翔に会いに行くアリエッティ(行かざるを得ない事情じゃなかったので同情心が薄れました)
  • カラスが襲って来たシーンが長い(しつこい)

そんな訳でアリエッティの魅力がイマイチ感じられなかったので、アリエッティの気持ちにもなれず、友達感覚で応援も出来ない状態でちょっと傍観的に見てしまいました。アリエッティの良い所ってどこだろう…優しさとかあんまり感じられなかったけど。こう言っちゃ何ですが気が強くて我が強くて身勝手という印象です(ヒドイ)ちょっと臆病な女の子で猫に見つかったら悲鳴を上げて逃げるタイプだったら愛すべきキャラだったかもしれない。