金閣寺凱旋公演(大阪・梅田芸術劇場/13時〜)

去年金閣寺は三回観たし私的には完結した舞台だったので実は行く予定では無かったんですが、ルリ王が会社の行事で行けなくなったので急遽観に行く事になりました。まさか同じ作品に一年間付き合う事になろうとは思ってもいませんでした。
約一年ぶりの金閣寺は台詞や演出とかが微妙に変わってました。溝口が有為子の自転車の前に飛び出したとき「誰…!?」という台詞が足されていたり、金閣寺を初めて見た溝口の様子を見た住職が「何やあの顔は…ポカーンと口を開けて…」と呆れていたり。金閣寺の写真を使わず影絵にしてあったり。柏木にお金を借りに行くシーンで家の中で待たされている女性を殴る音が無しになっていたり(取り敢えずパッと思い出せる部分です)他にも変わってた部分があるかもしれません。
あと中越さんの演技は結構変わっていたような気がします。有為子と憲兵とのシーンとかお師匠さんが溝口に家に上がって行けと言うシーンとか。台詞の言い方やタイミングが変わってました。
今回右寄り3列目という絶好の席で、演者が右側に来る事が多く、表情が良く見えました。森田さんの狂気の演技や、大東くんの切ない表情が凄く良かったです。
この日二回公演という事で…”森田さん”には会えないかと思いましたがアンコールで少しだけ溝口から解放され穏やかに笑う森田さんを見る事が出来ました。大東くんや高岡くんと笑い合う森田さんは微笑ましかったです。
緊張感や緊迫感が薄れているような印象がありましたが、それは私が回数を見ているせいかもしれません。やはり初見のときのインパクトは凄かったと思う。