Perfume 3rd Tour「JPN」(広島グリーンアリーナ・3/31公演)

ちんたらしてたら1週間経っちゃいました。先週行って来たんですが、まず客層がバラバラな事に驚きました。小学生から50代ぐらいまで老若男女様々で男女比も半々ぐらい。2ndツアーのときより女性ファンが圧倒的に増えた印象。席がセンターステージの前より&中央よりだったので凄く見易かったです。センターステージで踊ってるときの近さは半端無かった。
ライブ中、本人達もずっと言ってましたが広島グリーンアリーナでライブをするっていうのは結構難しい事だと思います(しかも2days)東京ドームを成功させたグループなら難しくないと思うかもしれないけど、広島という土地柄(中途半端な都市)グリーンアリーナ(座席数最大)で2daysっていうのはハードル高かったと思います。他の人気なアーティストでもグリーンアリーナの座席を埋めるのは簡単な事じゃないと思います。そんな訳で2ndツアーの凱旋公演よりも特別感が漂うライブでした。
以下内容に触れた感想(主にMCとか)



登場曲はアルバムの1曲目にもなっている「The Opening」階段上から登場し、曲に合わせて一段一段降りてくる姿を見て「立派になって…」という気持ちでいっぱいになり早々に泣きそうになりました(どこの親戚のおばちゃんかって感じですが)

MC(客いじり)

まず最初にアリーナ席にいた『今日のために生きてきた』というメッセージを掲げていた4月から高校生になるというお嬢さん。Perfumeに直接話しかけられ感激する姿を見て貰い泣き。会場全体もお嬢さんに対して良かったね、という雰囲気で温かかったです。「明日も良い事あるけぇ」みたいな事をのっちだったかあ〜ちゃんだったかが言ってました。
次に台湾から来たという男性。「(台湾に)来て欲しい」という問いかけに「頑張るけん」と答えるあ〜ちゃん。"行きたい"とか"行くよ"じゃなく今後行けるように活動を頑張るからね、という現実的な答えに流石やなと思いました。
アリーナセンター後方で手のひらサイズのテディベアにツアーTシャツを着せて掲げるお嬢さんたち。Perfumeのツアーコスプレをしてたんだけど、カメラで下まで映せないため「ジャンプ!」とあ〜ちゃんにリクエストされる。せーのでジャンプをして赤のストライプの衣裳(どのツアーの衣裳だっけ…)が見えると客席から「おぉ〜」と感嘆の声。
左側スタンド席(多分F辺り)にスケッチブックサイズのメッセージボードを持ったお嬢さん達。何枚もメッセージが書いてあって読んでもらったら次のページをめくるシステム。最近ADさんみたいな人増えたよね〜とあ〜ちゃん。ボードに注目させといて次ページを出す、みたいな再現動作をしてみせるあ〜ちゃんの動きが面白かった。
楽しい客いじりが続き、私の涙もだいぶ引いて、よっしゃもう泣かねーぞと思ってたんですが…最後にいじった人が最強過ぎて私ずっと貰い泣きしてました。センターステージの右端にいたトマトのぬいぐるみをつけたおじさん。『彼氏募集中』のサイン入りCDを持ってたんですが、何とサインの日付が2003年で十年選手の生き字引(表現古いか)トマトさんを見てあ〜ちゃんが「知ってますよ。ずーっとですよね、殆ど(のライブに参加してるん)じゃないですか?」と。のっちとかしゆかもちゃんと分かってる様子でした。その言葉にトマトさん感激して腕で何度も涙を拭う。
売れなかった頃から10年ファンを続けてたことをPerfumeはちゃんと知っていた。その事実に最後は立ってられなくなり泣き崩れてました。トマトさんの思いが成就した瞬間を見たような気になり、私も凄く嬉しかったです。しかし『彼氏募集中』からファンってのが凄いですよね(先見の明あり過ぎ)お客さん2〜3人時代から東京ドームまでリアルタイムで見てたんだとしたら凄過ぎる(苦楽を共にしたと言っても良い)
私もブイファンを十数年やってますが物が違いすぎるというか…。ある程度先輩が作ってくれたレールを走ってきたグループと道も何もない荒れ地を走ってきたグループでは重みが違うなと。ブイが何の苦労もせずここまで来たとは思ってませんが、やはり『苦労』の面ではPerfumeは普通のアイドルとは違う努力を強いられて来たと思うので。まあ本来アイドルは苦労するものでは無いんですが(Perfumeは苦労アイドルってのを確立しちゃったけど)まあそんなこんなで会場全体もトマトさんに涙涙という感じでした。

のっち

2度目のMCであ〜ちゃんかしゆかが先に袖に引っ込み給水タイムに入るので、舞台に残されたのっちが客席を盛り上げたり、一人語りしたりするんですがのっちワールド炸裂で面白かったです。「盛り上がってますか?」っていう定番のものから「Perfumeに会いたかったか?」「(客席)イェーイ!」「こっちの方が会いたかったんだぞコノヤロっ」というものまで。曲中のクールビューティーな姿が粉々に砕け散る瞬間を見るというか天然まるだしというか不思議ちゃんというか…。
一人で前日入りをした話をしてくれたんですが、その理由が当日入りだと新幹線の時間が7時台で朝早過ぎるので遅刻するのが恐いからと(エライんだか怠け者なんだか分からない・笑)で、一日早く来たのっちは広島って事でお好み焼きが食べたかったんだけどお店に行かずにコンビニ(!)で購入して食べたんだとか。しかも広島風じゃなく関西風だったらしい(突っ込み所満載)まあそんなのっちですがJPNのコーナーで、幕から登場する姿は死ぬ程カッコ良かったです。

かしゆか

アンコールで出てきたときに「今日はオカシイ!序盤で泣く事なんかないんですよ!」と言っていたとおり客いじりのとき早々にかしゆかは泣いてました。例のトマトさんがかしゆかのファンだったので貰い泣きしてました。アンコールの挨拶のとき、かしゆかから喋ったんですが「本当にPerfumeで良かった」と泣きながら話していて、隣のあ〜ちゃんにぎゅうされてました。あ〜ちゃんより先にかしゆかが泣いて、それをフォローするあ〜ちゃんという珍しい図を見ました(あ〜ちゃんは後で泣いてましたが)ライブ中、何度もグリーンアリーナを憧れの舞台と言ってて、相当思い入れがあったんだと思います。十年前ゼロからスタートした広島の地でグリーンアリーナをいっぱいに出来るまでに成長出来たという事実に感無量といった感じでした。

あ〜ちゃん

曲中のあ〜ちゃんの笑顔は破壊力抜群でした。こりゃ〜視線貰った男子はイチコロだね〜と思っていたら、隣のハリーとルリ王がキャッキャと喜んでました(女子にも有効だったらしい)後で聞いてみたら『あれは絶対私を見てくれた!』みたいな感じで盛り上がってて、アンタら男子かい!(笑)と思いました。まあそれぐらいあ〜ちゃんの笑顔には夢があるねーって話をしたんですが。
あとあ〜ちゃんはとにかく客を盛り上げることに関して、会場の大きさなんて何とも思ってないんだなーと思いました。声出しや歌いながらの振り付けなど引率力が半端無かった。あ〜ちゃんについていかなきゃいけないという気持ちでいっぱいになりました。2ndツアーのときよりスキルが上がっていたような気がします。



今年Perfumeは海外進出を視野に動き出しましたが『Dream Fighter』の曲紹介のくだりで、理解を求めるようなメッセージがありました(正確には覚えてないんですが)その姿勢が『見守っててください』というより『一緒に海外を目指しましょう』と言われているような気分にさせられました(勝手に)そんな訳で今後もPerfumeの活動から目が離せそうにありません。