『髑髏城の七人〜アオドクロ(劇団☆新感線)』(5/29鑑賞)ネタバレ含む

やっぱ長いですね。『阿修羅城〜』同様これぞ新感線的長さ。前半1時間半・休憩10分・後半2時間だったけど後半がアッという間で長く感じなかった。長いだけあって話が転々と転がる転がる。ラストこれ以上の転がりは無い筈と思わせといて大きく一回反転させるのはお見事という感じ。
オープニングの掴みとも言えるダンスシーンはHPで演出家のいのうえさんがおっしゃってたように絢爛豪華で圧巻。
荒神』で見た人達がちらほらと。美声のお陰で直ぐに分かった川原さん。顔が映った瞬間「あっ コロッケ!」とか思ってしまった。ごめんなさい。劇中で歌を唄っていたエンジェルは高音が素晴らしく伸びやかでお上手だった。「メガネですけど」な粟根さんはこちらでもメガネ。というか他の作品見てないからアレだけどいつもメガネ着用なんでしょうか。あと二役こなす餅兵衛さんはこっちでも痛い目に合う役でした。
染五郎さんは『阿修羅城〜』同様『色男で男前・女にゃちょっと弱いのよ』な役で素敵でした。すずき杏ちゃんは少年のような少女で可愛かった。そして歌が上手かったのに驚いた。別に下手だと思っていた訳じゃないけど。
私的に一番印象に残ったのはガンテツ。ガンテツの存在が一番笑った。特に刀(タナカ)を研ぎながら戦うシーンはもう一度見たい。あと忠馬(アツヒロさん)がぺらっぺらのタナカ(刀)で川原さんと新体操風に対決するシーンも笑った。忠馬は何だかアホの子(バカではなく)で前半はちょっとうざい感じだけど話が進むにつれ愛しいと思えたのが素晴らしい。釜で戦うシーンとかも動きが凄く綺麗だった。
見所満載でちょっとDVDが欲しくなった。