舞台

非常に古い話をします。半年前の話なんですが…(もうそんなに経っちゃったか)感想全然書いてなかったんですが実は1月29日公演の「血は立ったまま眠っている」を観に行ってました。何か上手くまとめられなくて、感想書かないまま半年経ってしまったんですが、記録に残しておきたいのでこっそりさらっと書きます。
1回しか取れなくて戯曲も読まずに一発勝負で見てきました。森田さんの役が中二病患者のようで感情移入出来る訳も無く…かといって突き放して見る事も出来ず、最後良が大人達に騙されるシーンは見るのが結構苦痛でした。どんな形でもいいから良が早く楽になれ〜と思いながら見てました。いや、実際は良が本当に哀れで可哀想で見ていられなかったので狂気の演技を直視出来きなかったんですが(最大の見せ場だったというのに、何と私森田さんの演技を半見状態…!)
最後灰男が爆破成功させてくれたとき私の思いもスッと軽くなって、この流れを知っていたらもっとちゃんと見れたんだけどなぁぁぁと後悔しました。これこそ2回見るべき作品だったと思いました(まあ取れなかったんで無理なんですけど…)
まあそれでも半見だったとは言え森田さん渾身の演技は凄かったです。あと十代の役だったけど無理無く青臭さがあって、身の丈だけでなくしっかり演技で十七歳してました。動きの俊敏さも少年っぽかったです。普段のバラエティのイメージからするとかけ離れている筈の良というキャラクターが、舞台上で"生きて""存在している"というリアリティに痺れました。
窪塚くんは立ち居振る舞いがカッコ良かった。良が憧れるだけあるって感じで、スタイルが良くてときめきました。独特の喋りも役に合ってて良かったです。寺島さんは透き通る声で少女を演じきってて凄かったです(見た目の説得力が無くても演技がある、という感じで)