平清盛(3/25放送/第12回)

時忠なんか軽かった…台詞のせいなのか時子の弟って事で幼さ(?)を演出なのか分からないけど。時忠何歳だったんだろう…あ、でも髭か(調べに行ったけど公式には載ってなかったのでTwitterを見たら十四歳って言われてた)だったら今回は髭無しにしておけば違和感軽減出来たのかも…?「痛いではござりませぬか!」みたいな台詞のところは良かったんだけど。
しかし終わってみると時忠の存在意義がよく分からない話でした。てっきり時忠が画策でもして時子を後添えにするのかと思いきや、ただ思いつきで言ってみたような感じだったし、時忠の言葉がきっかけになったようにも感じなかったし。あの後二人がお互いを意識するような演出でもあれば意味があったと思うんですが、そういうのも無かったので最後のプロポーズが唐突過ぎでした。周りの人が時子の健気さみたいなのを清盛に話すシーンを入れるとか、時子の心情をもっと描かないと何の感動も感慨も得られません。
とにかくブツ切り感のある流れの悪い脚本でした。小説で言うところの行間を感じられない、まるでト書きかダイジェスト。義朝のプロポーズも酷かったけど最後抱きしめる所の表情で何とか収まった感じ(玉木さんの演技が良かった)一方の清盛のプロポーズは…押し倒した後、周りに笑われてるところで何故時子がきょとん顔なのか分からなかった。あそこはもうちょっと演技でどうにか出来たんじゃないかと思いました。「どこまでも光らない君」と言ってプロポーズを受けた訳だからしょうがない男を受け止めたって感じの演技にしないとダメだと思う。
というかあの時子アタックは余計だったんですけど。何であんな演出にしたんだろう…(謎)二人とも子供っぽくてバランス悪いので、時子は"子供っぽくてダメ男な清盛"を広い心で受け止めるような女性にすれば良かったのに。今後どうなるのか分からないけど似た者夫婦になりそう…。
とにかく時忠の為に見た45分でした…キツかった…(そしてその時忠も活かしきれてないって言う)大河の視聴率が悪いみたいですが納得です。演技どうこうよりもまず話がしっかりしてないと見るのがしんどい。今後改善されるんでしょうか…12話でこの状態ではどうにもならない気もするけど、どうにかして欲しいです。